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歯科医院によってインプラント治療の費用が違う?
こういったご質問は受けますが,以下に整理してみました.
○インプラントシステムの違い
○インプラント治療に関連する骨の造成費用など
○インプラント治療に関連する設備
○インプラント治療に携わるスタッフの習熟度
○静脈内鎮静法を併用する
インプラントシステムによる違い
→インプラントシステムは,日本国内で100種類以上あります.しかしながら,グローバルで信頼されているシステムは,2つしかないといっても過言ではありません.もあ歯科医院では,そのうちの1つ,「ノーベルバイオケア」のインプラントシステムを使用しています.「ノーベルバイオケア 」のインプラントシステムは,膨大な研究と検証により導かれたシステムで,高品質なインプラントシステムです.このようなシステムは費用が高くなります.
インプラント治療に関連する骨の造成費用など
→インプラント治療を行う部位は,必ずしも良好な顎骨が存在するとは限りません.多くの場合,理想的な顎骨は存在しません.最終補綴装置(さいしゅうしゅうほてつそうち)を術前に決定し,最終補綴装置の位置と顎骨の解剖学的形態を考慮して,インプラント体の埋入(まいにゅう)位置を決定する,「トップダウントリートメント」を行うことにより,長期に良好な予後を得る理想的な最終補綴装置を目指すために,手術時の不足している骨量を知ることができます.不足している骨量は骨補填材などのバイオマテリアル,及び,第三種再生医療を行うことにより獲得します.
インプラント治療に関連する設備
→インプラント治療は,普通の歯科治療の延長では決してありません.インプラント手術は,滅菌環境で行わなくてはなりません.従って,滅菌環境を作れることが重要です.インプラント手術の際に,現在では,コンピュータナビゲーション手術という術式があります.トップダウントリートメントにより決定したインプラント体の埋入位置を,手術時にリアルタイムにコンピュータが位置情報を術者に提供します.このことにより,手術の正確性がより高まり,安全,低侵襲な手術を提供できます.器具の清潔度も重要です.現在では,器具の洗浄は自動洗浄機の使用を標準としています.そしてクラスB滅菌器の使用.が重要です.そして,超音波切削機器,電気メス,レーザー,などで,一般の歯科医院にこれらが揃っていることはありません.
インプラント治療に携わるスタッフの習熟度
→インプラント治療に携わるスタッフの習熟度も重要です.国家資格の歯科衛生士であっても,インプラント手術に携わる歯科衛生士は多くはありません.基本的なオペ室の「清潔・不潔」インプラント治療の知識,外科術式の知識,術者と同じレベルを要求されます.基本的に手術件数の少ない歯科医院では,このような体制は組めません.
静脈内鎮静法を併用する
→静脈内鎮静を行うことにより,手術時の不快事項を緩和できます.
以上,
これらの要素があり,インプラント治療の費用は決定されます.
世界的に信用されているシステム,インプラント治療に適した施設,そして,術者への信頼が重要です
もあ歯科医院は,横浜市金沢区にあり,
金沢文庫,金沢八景より徒歩圏内.能見台,富岡,杉田,追浜,田浦,横須賀よりも通院可能です.