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インプラント治療、
何歳まで?
もしあなたが、
それなりに歳をとり、
その時に歯を失った。
失った歯をどうすればよいか?
歯を失うことは、
疾病(しっぺい)ではなく、
機能障害に分類されます。
疾病と、機能障害の違い、
わかりますか?
機能障害なので、
他の歯が負担を補います。
負担を補いますが、
その状況で、
噛むことに不自由を感じるか感じないか?
負担を担った歯が壊れるかどうか?
といった問題がでてきます。
わたしは、
治療の選択肢として、
何もしないか、
インプラント、
ブリッジ、
入れ歯、
の4つを提示します。
患者中心の医療を行なっているので、
選択は患者様本人に委ねます。
「何もしない」
という選択肢を提示する時、
ほとんどの患者様が驚きます。
これまで、
もあ歯科医院に来院されるまでは、
ブリッジ、入れ歯を半ば強制的に選択させられる治療を受けきたからだと思いますが、
疾病と機能障害の違いを理解している歯科医師ならばそうはならないはずです。
とは言っても、
一度機能障害が生じると、
歯のない状態、欠損歯列(けっそんしれつ)は、進行性病変のごとく進みます。
なので、
何もしない選択も尊重しますが、
機能障害の改善のために、
補綴(ほてつ)処置は必要と考えます。
そのなかで、
より確実に力を負担できる治療法、
それはインプラント治療しかないと、
信念を持っています。
ブリッジは、歯を大きく削ります。
削るのを最小限にすると、
ブリッジは持ちません。
ちょこっと削って、
ブリッジして、
すぐにとれるくらいなら、
最初から
「何もしない」という選択が正解なのかもしれません。
インプラント治療、
何歳まで可能でしょうか?
正解はありませんが、
患者様のADLによると考えます。
疾患をお待ちでないことも条件です。
わたしは、
80代後半の患者様でも、
全身状態などが問題なければ、
インプラント治療を行います。
中には、
抜歯から、
インプラント手術、
最終の歯が入るまで、
1年弱かかる場合もあります。
ご高齢の患者様に限らずですが、
特に、
失敗の許されない手術となります。
「わたし失敗しませんから」
「ノーエクスキューブ」状態です。
先日も、
80代後半の患者様に、
当初の予定通り、
最終補綴装置を提供できました。
私は、
肩の荷がおりたのと、
同時に、
インプラント口腔外科医としての冥利に尽きます。
もあ歯科医院は,横浜市金沢区にあり,
金沢文庫,金沢八景より徒歩圏内.能見台,富岡,杉田,追浜,田浦,横須賀よりも通院可能です.