この本、怖い題名が付いてますが、

「史上最大の暗殺集団」、

この本の要点です。

口腔内に存在する細菌たち、

わたくしたちはふだん意識することはありませんが、

実はとっても恐ろしい集団です。

細菌が一個だけならばまったく怖くはないですが、

細菌たちはバイオフィルムという恐ろしい集団を形成します。

静かに悪さをします。

サイレントキラーです。

こわいですね。

プラークが悪いのは皆さんご存知だと思いますが、

意外に、

根の先の病巣については知らない方が多いです。

例えば、

自分の歯の根が割れた場合、

進行するまで無症状の方も多いです。

ですので、

「自分の歯は大丈夫、なんともない」

と思ってらっしゃいます。

また、歯科医師によっては、

「歯は割れているけど様子をみましょう」

と、

甘言する輩もいます。

明らかに割れていて、

慢性の炎症所見があっても、、

です。

そこは、

細菌のギャング集団、

バイオフィルムの巣窟です。

抗生剤も、もはや効きません。

除去するしか方法がないのが現実です。

しかし、

抜歯する歯医者は悪い歯医者だという風潮があります。

そういう本を書いているひとがいますので、

困ったものです。

何でもない歯、

治癒の可能性がある歯の抜歯は論外です。

そんなことする歯科医師はいません。

行き過ぎたアンチ抜歯キャンペーンです。

根が割れて明らかに治癒する可能性がない歯、

細菌のバイオフィルムが住み着いています。

ここから細菌の毒素が常に排出され、

いろいろな病気になることがわかってきています。

史上最大の暗殺集団です！